データセンタボード内光配線用異径ダブル・マルチコア光ファイバの製造技術の研究開発
令和2~4年度経済産業省 戦略的基盤技術高度化支援事業
データセンタ内情報処理量増大による高速化、省電力化のため、サーバ内に光回路が実装される取り組みが進められている。本研究開発では光配線の更なる小型化、高密度化の向上を実現するための高密度光配線用光ファイバの開発を目的としている。具体的には、①ダブル・マルチコア光ファイバ(DMCF)の製造技術開発、②DMCFのコーティング技術の開発、③DMCFによる光コネクタとSi光回路との低結合損失技術を開発する。
新世代高速通信向け波長選択スイッチ用マトリクス型コリメータ実装技術の研究開発
平成25~27年度経済産業省 戦略的基盤技術高度化支援事業
インターネットの普及に伴う通信容量の爆発的な増大に対して、川下企業では大容量の伝送信号を高速処理可能な波長選択スイッチ(WSS)の開発を進めているが、小型化、低損失化、高集積化が課題となっている。この課題を解決するため、本研究開発では、従来品サイズの1/4となるマトリクス型コリメータ実装技術を開発する。
多用途型光スイッチ用長距離空間伝送光ファイバコリメータアレイの開発
平成25年度道央産業振興財団 高度技術研究開発助成事業
光通信をはじめ、分析、計測、センサーなど光を用いるシステムにおいて必要とされる多用途型光スイッチ用の長距離空間伝送を可能とする光ファイバコリメータアレイの開発を行い、光実装技術の高度化を図り、地域産業の振興に寄与することを目的とする。
極小スポットビーム形成用光ファイバレンズの開発
平成22年度道央産業振興財団 高度技術研究開発助成事業
次世代の光通信デバイスであるシリコンフォトニクスの実用化の課題となっている光の結合を容易にすることが可能な光ファイバ型の極小スポットビーム形成用レンズの開発を行い、シリコン細線導波路への普及を目指すことを目的とする。
超低消費電力光IPルータ基本技術の研究開発事業
平成22~24年度総務省 地球温暖化対策ICTイノベーション推進事業
膨張を続けるトラフィック需要を満たすためにIPルータでの消費電力が爆発的に増大し、将来の電力供給を圧迫することが懸念されている。現在、ラベルスイッチネットワークをオーバーレイする方式により通過トラフィック分の消費電力を軽減する方策が採られはじめてはいるが、根本的な解決にはならない。本研究は真の超低消費電力光IPパケットルータを実現することで消費電力の増加傾向を根本的に改善することを目的とする。
コリメータアレイ用光ファイバ母材の高精度切削研磨加工技術の開発
平成21年度経済産業省 戦略的基盤技術高度化支援事業
通信用の高機能光スイッチとしてコリメータアレイの開発が求められているが、川下企業ではアレイ端部に接続するレンズ外径の歪みから製品化歩留まりが10%と低く、歪みの原因である原材料の光ファイバの外径公差を0.25mm±0.0001mmとする技術開発が課題となっている。この解決のため、本研究開発では、光ファイバ作製用母材の外径公差を20mm±0.01mmとするための高精度切削加工技術を開発する。
次世代情報通信の高速広帯域伝送システム用光デバイスの開発
平成18~19年度経済産業省 地域新生コンソーシアム研究開発事業
FTTH等ブロードバンドの急速な展開に対応するため、千歳科学技術大学を中心に地場企業の技術シーズを擦り合わせ、次世代情報通信用光ファイバ、光スイッチ、光減衰器、チューナブル光源、光配線版の高度機能部材の開発を行い、北海道の製造業の活性化を図る。
ブロードバンド光通信用ポリマー可変減衰器アレイの開発
平成16~17年度経済産業省 地域新生コンソーシアム研究開発事業
光通信用技術のブロードバンド化と波長多重光通信システムの実用化に伴い伝送する光通信パワーを効率的に減衰制御する技術が不可欠である。本研究では、従来技術と比べ体積比・経済比で5分の1以下となる小型で経済的な省エネタイプのポリマー可変光減衰器アレイを開発する。
光ファイバ/導波路一体型宅内伝送用光モジュールの研究開発
平成15~19年度総務省 戦略的情報通信研究開発推進事業
本研究ではポリシランを用いて、光ファイバと高密度光回路を一体化した光導波路作製技術を確立し、経済的光モジュールを開発する。広帯域光ネットワークと宅内ホームリンクをシームレスに接続するため、光モード変換器、スプリッタモジュールを開発し、加入者系将来システムの可能性を探るため光波長合分波器を開発し、広帯域端末機器を用いてGbps家庭内情報ハイウエイの基礎となる実証実験を行う。
光通信用波長多重化光ファイバアレイの研究開発
平成13~14年度経済産業省 即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業
波長多重光通信で波長数を増大すると隣接チャネル間で干渉を起こすため多重数に限界を生ずる。この問題を解決するため隣接光信号が直行する偏波を有する光合波器モジュールが要求され、本研究では光合波器モジュール内の偏波保持光ファイバアレイを開発する。
偏波ファイバアレイブロック製造方法の研究開発
平成12年度(財)北海道中小企業振興基金協会 研究開発補助事業
インターネットシステムの中で重要な位置を占めている偏波保持光デバイスは、一般の光デバイスに比べると高価であり、その主たる要因は、偏波ファイバとそれらをアレイ化したブロックが高価である点に起因している。以上の観点に基づき本研究開発は偏波光ファイバアレイブロック作製法の経済化を図る。