平成29年度特別講演会 第66回
開催日 | 平成30年2月16日(金) |
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会場 | 東東京都港区芝公園3丁目5-8 機械振興会館 6階67号室 |
主催 | PST-net |
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講演会に申し込むプログラム
13:30~13:35 | 主催者挨拶 |
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13:35~14:30 | テーマ 「巨大電気光学効果を有するKTN結晶を用いた光デバイス」 講 師 NTTアドバンステクノロジ株式会社 グローバル事業本部 プロダクトインキュベーションセンタ 担当部長 小林 潤也 氏 |
14:35~15:30 | テーマ「見て触って感じられる空中ディスプレイ」 講 師 宇都宮大学 大学院工学研究科先端光工学専攻 オプティクス教育研究センター 准教授 山本 裕紹 氏 |
15:40~16:35 | テーマ「AI時代の光通信技術について」 講 師 早稲田大学 研究戦略センター 教授 小林 直人 氏 |
16:40~17:35 | テーマ 「大容量コヒーレント伝送技術と光回路の基礎」 講 師 上智大学 理工学部 情報理工学科 教授 髙橋 浩 氏 |
18:00~19:30 | 懇親会 |
講演内容(予定)
巨大電気光学効果を有するKTN結晶を用いた光デバイス
NTTアドバンステクノロジ株式会社 小林 潤也
巨大電気光学効果を有するKTN(KTa1-xNbxO3)結晶の特性と、それを用いた光デバイス[OCT用波長掃引光源、高速2次元光プローブ(光スキャナ)、フローサイトメータ、トンネル工事用軌道計測器、パルスピッカー、可変焦点レンズ]について報告する。見て触って感じられる空中ディスプレイ
宇都宮大学 准教授 山本 裕紹
『ス ターウォーズ』などのSF映画では映像が空中に投影されるシーンが描かれている.また,映画『ミッションインポシブル』や『アイアンマン2』においては, 空中の透明スクリーンに表示された情報を手で操作する様子が描かれている.情報を3次元空間内で直感的に操作する手法として,無拘束のインタラクション技 術の実現が期待されている.このような未来の技術のプロトタイプとして,講演者らが取り組む空中ディスプレイ研究について,原理から期待される応用まで紹 介する.講演では,まず,空中ディスプレイが期待される背景についてディジタルサイネージを例に述べる.次に奥行き知覚の原理を解説した後,LEDの空中 結像や熱の空中結像に適した反射型光学素子(CMA)について述べる.さらに,再帰反射シートを用いて広い視野から観察可能な空中映像を形成する手法 (AIRR)について紹介する.AI時代の光通信技術について
早稲田大学 教授 小林 直人
近年のIoT、ビッグデータ、AI(人工知能)の急速な発展により、社会・生活の様々な場面をデータ駆動型の情報通信技術(ICT)が主導する「第4次産 業革命」が到来したと言われている。今後ますます通信容量の増大が予想される中で、光通信技術においてもAIの利用研究がすでに始まっている。本講演で は、現状の光通信技術におけるAI技術応用の研究開発を概観し、特に光伝送および光ネットワーク技術におけるAI技術の具体例を紹介する。あわせて EXATやVICTORIESなど最近の光通信研究開発プロジェクトを紹介するとともに、光産業技術振興協会で実施された光通信関連産業の最新動向につい ても言及し、AI時代の光通信技術のあり方について議論を行う。大容量コヒーレント伝送技術と光回路の基礎
上智大学 教授 高橋 浩
超 大容量の光ファイバ通信システムを実現するために光のコヒーレンシーを用いた伝送方式が導入され初めている。本講演では、伝送方式の基礎、大容量化のため の多値位相変調方式について解説する。また、そこで使用されている光導波路形の光回路デバイス(変調器、復調器、偏波ダイバーシティ回路、波長合分波器) の動作原理について詳しく説明する。